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 小学生日記

■ 3.あそび場

あいかわアンビシャス広場


広場を立ちあげたきっかけやその歩みについては次の「広場のあゆみ」をご覧いただくとして、小学校時代に一番必要なことは何かと問われたら、迷うことなく「あそび場」だと答えたい。

思ったことをなんでも自由にやってみることが出来る場所。

実際に広場での子どもたちを見ていると、実に様々なあそびをし始める。そして飽きたらさっさと別のあそびをはじめる。なかにはいじめられて泣き出す子もいるかと思えば、一生懸命慰めている子もいる。実に面白い。

草野球全盛だった子どもの頃、今のようにあちこちにチームがあって規則正しく練習したりきちんとユニフォームを着て試合したりすることはなかったが、誰かが持ってきた1本のバット、ひとつのボールがあれば、それでやっていた。

人数も18人なんて揃いやしない。集まった人数ではじめる。人数が少なければ、攻撃側の何人かが守備や審判もする。キャッチャーなんてだいたい、攻撃側の誰かがやっていた。

人数が少なければ三角ベースボールとなる。グローブももちろん揃わないので、ファースト以外は素手、なんて事も多かった。それでも陽が暮れるまで夢中でやり続けるほど面白かった。

そう、あそびのルールそのものもその場で考えて工夫するのだ。

部屋の中で、紙玉を丸めてボールにし、伸ばした腕をバットにして野球まがいのあそびをやったことはありませんか。それでも、子どもはそれぞれが王や長島(今ならイチローやマツイかな)になったつもりで、想像力と創造力をいっぱいに膨らませてあそぶ。

リトルリーグや少年サッカー、ミニバスケなどチームに入ってスポーツをやることもとても良いことだと思う。でもそれ以上に、雑多な、自由な「あそび場」こそ、もっとも子どもに必要なものだと思います。



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