Buasiness inn SEAGULL
ビジネスイン・シーガル
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SAIJIKI in kurume
くるめの歳時記
■柳坂曽根の櫨並木
11月中旬〜下旬に、久留米市山本町豊田の櫨並木一帯で開催。櫨は約250年前、灯明用のろうの原料として久留米藩が植樹したもの。全国街路樹100選に選ばれた約1kmの並木道を、紅葉した200本の櫨が彩るさまは見ごと。沿道には野菜、果物、民芸など地元の農産品や特産品を販売する露店が並び、期間中の土・日・祝日は一帯が歩行者天国になる。
*quoted from © kurumejin.jp,November 24, 2008
今年も柳坂の櫨が彩る季節になった。久留米の紅葉名所はいくつかあるが、我が家から近いこともあって、ここには毎年足を運ぶ。
今年は義兄が結婚すると云うことで(パチパチパチ・・・)、婚約者を初めて九州へ連れてきたので、義母へのお披露目?も兼ねて出かけた。21歳も年下のお嫁さんらしい。人生、さまざまだね。
年を重ねると、若いときには解らなかった価値観や人生観に出くわすものらしい。
草野町で開かれている「草野まちかど博物館」にも足を伸ばし、久しぶりに草野の旧家のひとつ「鹿毛家」にも訪れてみた。
ここは一昨年、久留米発の劇場映画「Watch with me〜卒業写真〜:瀬木直貴監督 2007年」の撮影でもおじゃました。
庭の紅葉やそこから眺める耳納連山もすばらしい。旧家を維持していくのは大変だろうと思うけど、久留米の貴重な財産に違いない。
右の画像は、櫨並木のある山本町の乾太郎窯、大中さんの作品。今年、久留米高校の創立100周年に作ってもらった逸品だ。記念品に何か良いものはないかと問われて、まよわず乾太郎さんの器を推した。同じ久高OBの和泉重山窯、高木さんと半分ずつ記念品の作陶を受け持ってもらった。お世話になりました。
櫨の葉を仕込んだ釉薬に工夫を凝らし、四季折々、独特の風合いを出している彼の作品は、なかなか味があってすばらしい。普段は、東町のお店にいるが、この時期は、柳坂の櫨並木から登ったところの自宅展示場にいらっしゃるはず。
紅葉も後1週間は見ごろが続くだろう。素晴らしい自然はもちろんだが、そこに息づく人の営みや物語が文化を創出する。ここも変わらぬ久留米の財産であり続けて欲しい。
乾太郎窯 [https://www.kentarou.net/]
久留米ほとめきまち旅博覧会 [https://www.kurume-machihaku.com/]