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 くるめの歳時記

■須佐能袁神社御神幸祭 [草野風流 : ふりゅう]
草野風流

トップの画像は、同地で全面ロケが行われた久留米発の劇場映画「Watch with me〜卒業写真〜:瀬木直貴監督 2007年」の時のもの。映画では、この草野の伝統行事が全面再現された。

夏休みになって最初の土・日曜日で1年おきに須佐能袁神社と若宮八幡宮で開催される御神幸祭で、風流獅子舞、大名行列などがが行われる。昭和59年に市指定無形民俗文化財となった。

1日目は、午後4時半に神社にて祭典が斎行され、午後5時より境内にて獅子舞、草野風流が奏上され、午後6時には境内を御発輿、赤・黒のダゴ面を先祓いに行列、御神輿は一路お旅所(仮宮)へ。

2日目は、午後4時半にお旅所にて祭典が斎行され、午後6時より境内を御発輿し須佐能袁神社へ。両日の行列では空高く投げる毛槍の様、獅子の神迎の様は、観る者を魅了する。

草野風流

歴史絵巻のような衣装に身を包んで行われる行列や獅子舞も圧巻だが、なんと云っても面白いのは「ダゴ面」。子どもたちにとっては泣き出すほどとても怖い存在なのだが、ダゴ面のたてがみに用いられている色紙を隙を見つけて引き抜けば、幸運がもたらされると云う。

勇気のある子は後ろからこそ〜っと忍び寄り、さっと引き抜いて脱兎の如く逃げ出す。だが、気づいたダゴ面も本気で追いかけてくる。ホントに、そこまでやるか?と思うくらい真剣に追いかけていく。

映画の中でも、主人公の上野和馬が同級生のひとみのためにこれをやる。ロケ時のその真剣さに廻りを取り囲んだ野次馬からも拍手喝采の演技?だった。ん〜〜〜懐かしいね。