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SAIJIKI in kurume
くるめの歳時記
■水天宮春大祭
何故かさほど有名でもないのだが、久留米の水天宮は全国水天宮の総本宮だ。
昭和の時代の子どもはみんなと云っていいほど水天宮のお守りを持たされていたものだ。高さ2cmくらいの木で出来た小さな瓢箪を模したもので、中にお守りが入れられている。それを凧糸でしばったものを首からぶら下げていた。
水天宮の創建は、建久年間(1190-99)と伝えられ、平家が壇ノ浦の戦いで破れた後、官女按察使局が筑後川の辺り鷺野ケ原に逃れ来て初めて水天宮を祀ったといわれ、後、慶安3年(1650)2代藩主有馬忠頼公の時、筑後川に臨む現在地になった。水にゆかりの社として海運守護神となり河童伝説との結びつきも伝えられ、多くの信心を集めた。
また、勤王の志士として後世に名を残した真木和泉はこの水天宮の神官でした。境内には、彼の銅像と幽居した「山梔窩」の摸式家屋がある。5月3日より7日まで開催される水天宮・春大祭は、安産・水難避け・子供の守護神の祭として多くの氏子や参拝客で賑わい、初夏の訪れを感じさせてくれる。