くるめの歳時記

■さぎっちょ

合川町枝光地区の「さぎっちょ」

このさぎっちょに参加し始めて、もう10数年が経つが、これほどの規模のものはちょっと他ではお目にかかれない。

前年からの藁の仕込み、当日早朝からの竹の切り出しと、相変わらず大がかりな作業を伴う枝光のさぎっちょ。なんか、年々大きくなっていくような気がするぜ(苦笑)

息子がいた頃は一緒に連れ立って作業していたものだが、今は一人で参加。さぎっちょの点火はその年の年男、年女が受け持つ。今年還暦のわたしも堂々の点火役(笑) 　息子も実は羊年なので、二人分と思って火をつける。某団体の新年会での鏡開きなど、還暦の年男にはいろいろと役割が廻ってくるモンだ。

長時間かけて組み上げたさぎっちょも、点火後はあっという間に炎がなめ尽くし、天高く煙を巻き上げて倒壊。集まった人々は、この地域ならではの「ぬすどんばん」を求めてまだ勢いが残るさぎっちょの周りに集まる。

毎年、この「さぎっちょ」が終わると、ようやく正月が終わった気がするよ。さ、仕事仕事。

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