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 文化の仕掛人 米替誓志の軌跡(1)

■ 1. 岳人の心意気

文化の仕掛人

「勝手にしろ!」

昭和27年3月、新入生を迎えるべく議論を重ねていた明善高校山岳部だったが二年生部員と一年生部員とで議論沸騰、リーダーとなるべき上級生が捨てぜりふとともに部室を飛び出してしまう。困り果てた米替は、当時山岳部の指導をしていた久留米BKV(※1)の三方幹雄(※2)に相談する。

「お前がリーダーになれば良いではないか」思えばこのひとことで始まった本格的な山岳活動は、そののちの米替の人生に深く影響を及ぼすこととなった。

その後三方幹雄に徹底的にしごかれる事になるが、岳人としての人脈にとどまらず文化センター時代、久留米市観光コンベンション協会時代を通じての多種多様な文化人との交友、また様々な催事の企画立案の手腕もこの頃に培われたものが原点だった。

水の祭典が始まった頃「祭りの企画やらしたこつは無かですよ」と同じく三方に相談すると「ばか!お前ゃ、冬山の登山計画やらばしよるやないか。吹雪に遭うたらどのコースば取るとか、そげなんとに比べたらなんでんなかろうもん。祭りにゃ命はかかっとらん」と一蹴された。

米替誓志、昭和10年10月久留米市本町に生まれる。33年の時を刻む水の祭典の他、久留米の様々な文化事業に永く関わってきた彼の足跡を辿りながら、久留米の文化人の横顔を垣間みてみるとしよう。よろしくお付き合いください。



(※1)久留米BKV(ヴェルグ・クレッテル・ファーレン=岩登り集団の意、明善高校山岳部OBが中心)
(※2)三方幹雄(三方額縁店:福岡県久留米市)


DATE:Dec.2004-Jan.2005 ; on CALCATCH KURUME NEWS [Kurume City]
*カルキャッチくるめ [1992-2008;Kurume City]
ふるさと創生一億円事業を基金として久留米の草の根文化を育て、文化都市久留米を創出していく目的で1992年に設立された。正式名称「久留米市文化創生市民協会」。100人を越す民間ボランティアで構成、自主事業、人材開発事業など様々な活動を行った。2008年3月解散。

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