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SAIJIKI in kurume

 くるめの歳時記

■城島ふるさと夢まつり

赤獅子城島ふるさと夢まつりに行ってきた。水の祭典久留米まつりに毎年出演していただいているので、表敬訪問と云ったところ。今年新しく久留米市になった城島町だが、この祭りは30年以上行われているらしい。

城島といえばすっかり大獅子が定番になっているが、この大獅子はまだ出来て6年目くらいらしい。道路の1車線分は有に陣取ってしまう横幅の獅子が雌雄二体、長さは一杯に伸ばすと30m以上になる。獅子舞の伝統はあったのだろうが、近年になってこの大獅子を造ったと云うところに、街の人たちのこの祭りにかける意気込みが伝わってくる気がする。

西鉄電車で三潴へ。駅からはシャトルバスが出ている。到着するとメインストリートでの蛇踊りのパフォーマンスが始まっていた。道路の東西を見ると大獅子が雌雄それぞれ陣取っている。

蛇踊りに続いて、中学生のソーラン節、城島伝統の龍神太鼓の演奏と続き、いよいよ大獅子の競演へ。「ヨイサ、ヨイサ!」の勢子のかけ声とともに東西から大獅子がせまってきて、ツラを付き合わせての「頭合わせの儀」。

「競い口上」と呼ばれ、雌雄それぞれの大獅子の頭上に乗った頭?が滔々と口上を述べる。大獅子パレード一番の見せ場。

黒獅子水の祭典のときから見ていて思ったのだが、惜しむらくは「競い口上」のスピーカー経由の声。これは絶対に地声での叫びが聞きたい。確かに路上の高さ3m以上の獅子の頭上からではそれは難しいだろうが、トランペットスピーカー?からのくぐもった声では折角の迫力あるパフォーマンスが非常にもったいない。艶消しだ。

移動する獅子という状況では、少々工夫も必要かも知れないが、祭りの演出では音響はとても重要だ。8月の水の祭典では全長1kmのまつり会場全域にすべて舞台用PAを仕込む。水の祭典のお祭り広場はそれ自体がステージなのだ。

要は、どう捉えるかという事なのだが、確かにふるさとの盆踊りのBGMがトランペットスピーカーから流れてくるのには、むしろそれらしい感じがあるかもしれない。しかし、城島の大獅子は見ている限りそれ以上価値のあるパフォーマンスだと思える。

様々なイベントやライブをこなすウチに、音響とは決して大きい音でよりたくさんの聴衆に聞こえるようにすればいいというものではないと思うようになった。生の音や声を忠実に再現すること、これが音響の役割だと思う。逆に脚色(カラオケのエコーマシンとか(笑) は要らない。

これにいち早く気づいたのは、たぶん「よさこい」だろう。大音量の地方車から流れ出てくる音は間違いなくホンモノの音なのだ。音量が大きければいいというものではない。彼らは踊る場所がステージであり、流れる音は音楽だと云うことを誰よりも心得ていると思う。

確かに予算云々の事はあるだろうが、折角の魅力・迫力ある大獅子。ぜひ、この類希なる文化を芸術とよべるところまで昇華させて欲しいものだ。耳に残る祭りの音は大切にしたい。

すんません、久留米の祭りバカの独断と偏見でいらんこと云い過ぎました(爆)

大獅子パレードの後は、町民の森へ会場を移してさらに祭りは続いていく。
お祭広場(町民の森)の様子▼▼▼

城島町民の森

蛇踊り1蛇踊り2蛇踊りの勢子?にはチャイナドレスのお姉ちゃんたちがたくさん。

う〜む、確かに蛇踊りも獅子舞も本場は中国なんだろうけど・・・いや、個人的には大いに楽しめましたが(爆)

子ども

鬼瓦城島と云えば、鬼瓦と地酒。この祭りには酒が付き物らしい。
町民の森の入口に据えられた大きな鬼瓦、身の丈二倍はありそうだ。周りに配された子鬼?がかわいい(笑)

樽酒

法被赤・黒の勢子の法被はシンプルでgood !だ。子どもから大人まで、町方の気合いがよく表現されている。お姉ちゃんたちもちょっと休憩(笑)